脱毛サロンで問題となりそうなのは、施術中の火傷のトラブルです。レーザーを肌にあてて照射すると、体毛のメラニン色素の黒色に反応して熱が発生します。この熱によって肌に炎症が起きるおそれがあります。
多くの脱毛サロンでは、施術時の火傷を防ぐためにレーザーで照射する部位を冷やしたり、ジェルを塗ることで皮膚の温度が上がるのを防いでいます。安全に脱毛するために多くの手間をかけているのです。業務用脱毛器の中には、熱くないタイプのものがあります。温度を上げずにレーザーを照射することが可能です。熱くならないから肌にジェルを塗る必要がありませんし、レーザーをあてる部位を冷やす必要もありません。エステティシャンの仕事の効率を上げることができるというメリットもありそうです。肌トラブルを起こせば、訴訟になるおそれなども考えられます。お客様の安全性に配慮する意味でも、熱くない業務用脱毛器をお選びになることをおすすめします。
ムダ毛処理を面倒だと考える人は多く、サロンやクリニックで施術を受ける人が増えています。家庭で脱毛器を使用するよりも、サロンなどで業務用脱毛器で施術を受けたほうが、仕上がりが綺麗で高い効果を得られるからです。
ただ家庭用の脱毛器と比べて、業務用脱毛器はレーザーの威力を強いので、肌が弱い人が施術を受けると火傷をしてしまうことがあります。そこでサロンでは対策として施術を行う前にカウンセリングを行って肌の状態を確認したり、脱毛器を使う前にワックスを塗って肌を保護する方法が行われています。普段は敏感肌ではなくても、生理前後などは小さな刺激でも過剰に肌が反応してしまうことがあるので、その時は業務用脱毛器で施術を避けるように提案しているサロンもあります。またクリニックでは、医療従事者が脱毛器を操作するので、サロンよりも強いレーザーの威力で施術を行っているところがあります。その際も火傷をしたらすぐに手当ができるような体制が整っているので安心です。